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写真が好き、好きに一直線

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カメラが好き、写真が好き、好きに一直線

養殖・たい焼き・外来種

もともと、私は小豆が好きじゃない。
みんなが美味しいと食べるあずきバーは食べたことないし(食わず嫌い)、お祝い事の時に赤飯なんか炊かれるとテンションがだだ下がる。
もともと小豆が食卓に並ぶ家じゃなかった、それだけで私は小豆嫌いだったのだ。

あずきとあんこ

嫌いな食べ物を挙げるときに、私は「あんこ」と答えるか「あずき」と答えるか迷うことがある。そもそもこの歳になれば好きな食べ物・嫌いな食べ物を聞かれることなんて本当に少ないけれども、それでも聞かれる時がある。私はメインとなるもので嫌いなものはなくてグリンピースとあずき(あんこ)くらい。

 

あずきとあんこについてだが、私は日本語に弱い(と言っても英語だって他言語だって弱い)ところがあるのでてっきり「あずき」の子供っぽい言い方が「あんこ」だとおもっていた。実際「あずき」は原材料で、「あんこ」は調理後らしく、あぁ「米」を炊くと「ごはん」になる感じね、なるほど~。

となると、私は「ごはん」が好きだから、嫌いなのは「あんこ」となるのか~と22歳にして納得しかけたけれども赤飯が嫌いな私がいるわけで、そして後出しになるけれども「こしあん」は平気という我が儘が実は存在していた。
三重名物(と言っても私の地元の駅で愛知県のお土産として売られている)赤福だって、濃い抹茶と一緒に食べる上品な和菓子だって、原材料は「あずき」だけれども食べる。むしろ好んで食べる。


そう、私は「あずき」の状態に付着している皮(?)が苦手で、その舌触りが消えた滑らかなものならば、その甘味ならば平気ということだ。

結局私は「つぶあん」が苦手で「こしあん」は平気、ただそれだけ。

泳げ、たい焼きくん

毎日毎日僕らは鉄板の~でおなじみのたい焼き。確かな数字は分からなが、ほとんどがつぶあんである。
つまり、私にとってはわざわざ購入して食べる、ものではない。小さい頃だって親にねだってスーパーでたい焼きを買ってもらった記憶は、ない。


とは言ってもたい焼きは何も「あんこ」(つぶあん・こしあん特に問わない)好きのものだけではない。チョコクリームやらカスタードやら、季節限定の餡やらたくさんある。サイズもちょうどいいし、小さい頃それほど食べていなかった私でも、ホームセンターの駐車場で売られているたい焼きを見て、なんとなく「懐かしさ」を感じたりする。ちなみに、デパ地下でミニサイズの(本当に小さい)カスタードたい焼きの詰め合わせを買ってもらったのが私の初めてのたい焼きとの出会いだ。

そして今日はその懐かしのカスタードクリームが詰まったたい焼きを、久しぶりに購入してみた。
本当になんとなく、帰り道に小さな車でたい焼きが売られていて、そこのお兄さんがちょっぴりタイプで、お財布に小銭が少しだけ入っていた、なんとなく小腹が空いていて、横目でお兄さんをチラ見していたら目があって(恋には発展しなかった)元気に「たい焼き、焼きたて渡しますよ?」と言われてしまい気がつけばたい焼きを買っていた、それだけ。
カスタードがとろっとろで、本当は尻尾までクリームが入ってくれれば最高なのになぁと思いながら食べ終わった。

 

養殖モノ・天然モノ

たい焼きといえば、養殖と天然があるらしい。昔、おじいちゃんに教えてもらった。
今では少ないが、一丁焼きと言って1匹ずつ焼くたい焼きを「天然モノ」という。私は見たことないが天然モノの鋳型はたいそう可愛いらしい。
逆に普段、例えばホームセンターの駐車場などで売られているたい焼きのように、いくつものたいの鋳型で一度にたくさん製造されたたい焼きは、「養殖モノ」という。
天然モノと養殖モノの一番大きな違いは、皮。1つずつ丁寧に焼き上げる天然モノは皮がかなり薄くパリパリになる。(どうやら職人さんの絶妙な力加減でギリギリまで薄く焼けるらしい)

 

今日私は、養殖モノのしかも中身がカスタードという外来種さながらのたい焼きを食べた。ホットケーキミックスのような(と言ったら失礼だけれども)皮はパリパリには程遠く、べちゃっとしていた。(家に持ち帰ったし)


次は必ず天然モノをと意気込むけれども、今日お店で見た「ベーコンチーズたい焼き」を思い私は眠りにつく。

心がそっと騒ついた

「今年の“すばるの新人大賞”は史上最年少で現役高校生なんだって。しかもね、東海生なの、納得だよね」

これを言ったのは誰だっけ?それは忘れてしまったけれども、この本を知ったきっかけは間違いなくこの言葉、東海生だから納得っていうのは、地域柄、私立東海高校はものすごく頭のいいイメージ(実際とても優秀の人が多い)があるから。きっとこの人はそのイメージを元になんの意味もなく、自然の摂理とでもいうようにこう発したはず。私も「へぇ、それはすごいねぇ」とそれまた自然に返した気がする。

 

でもね、本当は納得なんて思わなかった。なんとなく東海高校って理系のすくつってイメージで小説を書く素敵な男の子がいるなんて想像がつかなかった(笑)私のお隣さんが一番身近な東海生(卒業生)なんだけれども、小説になるような綺麗な言葉をつなぐことはなかった、はず。彼との一番の思い出は、たまたま同じ電車に乗り合わせた時、お互いの近況とか、もっと根本的な「久しぶり〜」ってやり取りの前に『お前、ABC予想どう思った?』って聞かれたこと。ちなみにABC予想っていうのは私たちが大学受験を控えていた2012年に兄弟の望月先生という人が証明した数論の予想。(ざっくりでごめんなさい、詳しく知りたい人は是非検索してください。ちなみに私は全く興味がありませんでした。というか、それよりも目の前の英単語な受験生でした)そんな彼の存在とか、彼から聞いた学生せカツとかえったい小説家なんて排出されない学校ってメージだから、むしろ「納得」ではなくて現役東海生がすばる新人大賞なんて「異質」だと感じた。

 

あまりにも爽やかな話だった、

というのがこの本を閉じた時の感想。

 

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そして閉じる前に見た作者の名前の隣に「2000年愛知県生まれ」と書かれていた衝撃。2000年、生まれなの?あぁ2000年に生まれた人が小説を書くのが2017年なんだ、すごいなぁっていう当たり前なのに飲み込みきれない思いがあった。そりゃ私の成人式がもう2年前になるわけだ、時代を感じる。

 

物語は幼馴染の4人の中学時代の描写から始まり、そして物語の中心は町の小さな科学館(といっても小さいプラネタリウムと少しの展示、あと図書館が併設された施設)。いつのまにか大人になっていて、大切な人「館長さん」の死をきっかけに再会する。後者に暗号なんて出てきちゃったり、過去の恋愛と向き合っちゃったり、「あぁ、高校時代に出会いたかったな」って本。けれども不思議なことに「高校時代に出会っていたら、大人になるということに躊躇してしまったかもしれないな」なんて思う本でもあった。というか!受験前には絶対読みたくないなっている類の恐怖があった。まだ大学受験を経験していないはずの作者なのに達観している、自分の(受験勉強に役立つような、)賢さを知っている作者だからこそ、そこから先の村井に怯えている、のかななんて。

 

憧れが憧れのままであるのは難しい

そもそも未来は存在しないんですよ。可能性でしかない

 

 物語中の「大人」達が発した言葉はもちろん当たり前のことでスッと胸に突き刺さるけれども、私が17歳の頃は夢が憧れで、未来で、疑うことを知らなかったはず。そこ(自分の夢を叶えることのできる大学)に向かって努力(という名の受験勉強)を怠らなかったはずで、だってそこには夢があったから。もちろんゴールではないんだけれども、そこの道を通らないと目標にたどり着けない経由地だった。大学受験ってそこにたどり着くための篩的な役割で、篩にかけられて弾かれたらそこまでで、「落ちる」なんてよくあることなんだけれども、「落ちない」ことしか考えられていなかったなぁ17歳の私。というか今でも私は「憧れ」を抱き続けて、「未来」の存在を疑っていない。

 

夢を見続けたのが理奈なら、夢から覚めたのが僕だ

夢に区切りをつけたのが祐人なら、夢にしがみついていたのが私だった

 

 

祐人と理奈のそれぞれが過去を踏まえ今を評価するこの言葉。夢を「見続ける」と「しがみつく」、夢に「覚める」と「区切りをつける」。同じことなんだよな、分かっているはずだけれどもこの2人の言葉に鳥肌がたった。

自分は今どこにいる?今信じているこの場所は何?

2人の言葉を通したたった17歳の少年の言葉にどんなけ惑わされるんだよ!と思うけれども心が騒ついた。

けれども、私は祐人ではなく理奈でありたいと思う。何か理由があって自分の夢に区切りをつけて、道を逸れることってあるはずなんだけれども、そしてそれが「賢い」選択出会うというのも、大人になってしまった今、わかるんだけれども。私はどれだけカッコ悪くても、こどもでも、夢にしがみつきたい、できるかどうかはともかく。憧れて憧れて、夢に追いつけ追い越せで、必ずその夢を「綺麗」と、「正しい」と信じて叫び続きたい。

 

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ネタバレにならないように、感想をパパッと綴ってみたけれども、最後にめちゃくちゃな感想を言ってしまおうと思う(笑)

高校生の書く文章っぽくないよ!というか宇宙工学の計算とか、もうさ、東海生らしさ全開かよ!頭のいい人の題材って感じだよ!いい高校に行って、依頼も約束されている(医学部とか東大とか兄弟とか現実的すぎるって意味)くせに、小説も書けるなんて、羨ましすぎるよバーカ!!(完全に僻み)

 

そして読書感想写真は何のひねりもなく依頼に手を伸ばしてみた。宇宙工学の道を極めている理奈みたいに賢くないけれど、また夢を夢と割り切って手堅く生きる祐人みたいに潔くないけれども前に前に進みたい、私なりに。

綴るという呪縛

昔から綴るという行為が好きだ

「綴ること」に出会ったのは、小学校1年生の時で、私の通っていた小学校は長期休み関係なく毎日「日記」の提出を余儀なくされていた。小学校1,2年生はB5サイズの上半分が絵、その下にマス目があり文章というフォーマットで、3年生からはノート全てを縦書きの叔父で埋めるというフォーマットで、必ず毎日1ページ以上というノルマが存在していた。

夕食を終えた後、自分の部屋でその日1日何があったかゆっくりゆっくり思い出しながら綴る、という時間が私は好きだった。見たいテレビ番組だってあるし、1日特に何もない日があったりしたけれども、どうにかノートを埋めて、1日の中で一番印象に残ったことをまとめるということが私にとって大切な時間となっていた。

また毎日それを先生に提出し、先生からの短いメッセージが帰ってくるということも私が日記を綴る上でのやる気につながっていたと思う。どれだけつまらないことを書いても先生はこちらが読んでクスッと笑ってしまうようなコメントを捻出してくれていた。1クラス30人程度いたはずなので毎日私たち生徒の拙い文章を読み(先生によってはイラスト付きで)コメントを残し、漢字や言葉の間違いには赤で訂正を入れる、思い返すとかなり面倒臭い作業を授業の合間に行ってくれていたんだなぁと感謝しかない。...小学校なんだからほぼずっと授業だったはずなのにいつそんな時間があったんだろう?

 

今でもそれらの日記をとってあるし、たまに読み返して見たりもする。初めての絵日記は「登校するときに可愛い白い犬がいて、ワンっと吠えた」というものだった。今ならばつまらないとバッサリ切り捨ててしまうけれども、当時ランドセルに背負われていた私はそれが一番心に残った出来事で、他人に伝えるべき有益な情報だったのだ。

少し遠いところにある学校に地下鉄で通っていたため、放課後は地元の友達と遊ぶというよりはまっすぐ帰って家で宿題をして、という生活だったため、日記は学校生活中に起こったことが中心だった。何度も同じ友達が登場して、20分の休み時間には飽きもせずドッヂボールやドロケイをする。マイナスの情報は特に綴られておらず、きっと何か嫌なことがあった日には夕食のメニューや読んだ本の感想などを書いていた。夏休みには保護していたクワガタの観察日記になっていたし、わかりやすかった私は家族旅行の日記は1日で3枚にも4枚にもなっていた。高学年になると、書くことがなかったのか、このアイドルがっこいい、俳優さんがかっこいい、女優さんが可愛い、誰々と付き合っているらしいなど、日記には程遠い内容を綴っている日もあった。

 

中学になって、日記を強制的に書かされる、ということはなくなった。部活動も忙しいし、やらねばならない課題もたくさんある。慣れない環境(と言っても私は小中高一貫校だったのでそんなに変化はない)の中でその日何があったか思い返すことはなくなったけれども、そのとき私たちの中で流行っていたのが、部活や仲良しグループで作る「ホムペ」だった。その中で日記を書いたり、twitterの前身のようなものでつぶやいたり、やっぱり「綴る」から離れることはなかった。

 

いつのまにかガラケーからスマホに移り変わり、140字という制限の中での発信隣、私は「綴る」行為から離れるようになったわけだけれども、やっぱり「綴る」を止めることはできないみたいだ。

 

というわけで

新生活も始まったし、再び少しずつ記録を始めてみようと思う。

大きくはなまるをつけてくれたり、誤字脱字を直してくれる先生もいないけれども、というか自分以外見る人もいないだろうけれども、少しずつ。

春休みの間から、どこかでブログを始めようと思っていて、Tumblerとかちょっとやってみたりもしたけれども、やっぱり文章メインがいいのでこちらへ移行。

とりあえず最初は1週間に3記事が目標!発信するぞ!!!

お題「これって私だけ?」

 

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